私は本を読むのが大好きな32歳の男性です。
大学卒業後は、趣味をいかしたいと考えて書店に就職しました。
実際には仕事がうまくいかず、人間関係も次第に厳しさを感じるようになり、入社5年目にして異業種への転職を決意し、実行しました。
その経緯を述べてみたいと思います。
新卒で大手の書店に正社員として入社
私は大学の新卒で、全国にチェーン展開している書店に正社員として入社し、販売員として働き始めました。
23歳のときです。
しかし、書店員の仕事は肉体労働で、毎日大量に搬入されてくるダンボールを持ち運びしたことが原因で激しい腰痛を抱えるようになってしまいました。
書店の仕事というのは、毎朝6時頃には卸問屋から1日あたり100箱近いダンボールが搬入されてきます。
そのうち新刊雑誌だけで40箱にのぼりました。
これらの大量のダンボールを、正社員とアルバイトたちで役割分担して店内に運び入れて、ひとつひとつのダンボールを開けていき、開店時刻までに新刊雑誌を棚に陳列していくのです。
しかも、きれいに平台に積んでいかなければいけません。
新刊雑誌というのは、発売当日に何冊売り切るかが勝負です。
ですから、お客さんから目立たない場所に新刊雑誌を置くようなことをしたら、店長から注意されてしまうのです。
新刊雑誌を開店時刻までに出し終えると、今度は自分が担当している種類の新刊本を棚に出していきます。
私の場合は、文庫本を担当していましたので、大手出版社の文庫本の発売日は、ダンボールを開けて店頭に出し終えるまでに3時間くらいは時間がかかりましたので、腰に負担がかかりました。
店長から売上高の低迷を責められ、肉体労働の厳しさに耐えかねて、転職を考え始める
私が書店で働いていた時期は、すでに書店の業績は衰退に向かっている時期でした。
読書家と呼ばれる方は、Amazonをはじめとするインターネットショッピングサイトで購入したり、インターネットオークションサイトで安い金額で購入するようになっていました。
ですから、驚くべきことですが、私が入社した時点と比べて入社5年後にはお店の売上高は約75%にまで減少してしまっていました。
しかも、書店員は自分が担当する棚については売上責任を背負いますので、私の場合は文庫本の売上が低迷し続けるにつれて店長との人間関係が悪化していきました。
おそらく店長は、もっと上の立場の本部長クラスの方から厳しい言葉を浴びていたのだと思いますが、正直言って、私はもうやってられないと思うようになっていったのです。
そして、次第に毎朝目覚まし時計が鳴っても、すぐには起きれなくなってしまいました。
頭痛がひどくなっていきました。
毎日ダンボールの持ち運びや、重い雑誌や本の持ち運びで腰を痛めてしまっていましたし、書店員は基本的にずっと立ちっぱなしですから足も疲れます。
そのうえ、書店のビジネスモデルが崩壊しているのですから、この職場で頑張ること自体が無意味ではないかと考えるようになってしまったのです。
そういったことを考えると、精神的にも負担感を感じて、頭痛がひどくなったり、毎朝吐き気を催すようになっていったのです。
1年後、IT企業のデスクワークに正社員として転職できました
私が異業種への転職を決意したのは、書店へ入社して4年が経過した頃でした。
そして、書店で働きながら、自宅のパソコンを使って大手の転職エージェントであるパソナに登録をして、平日の20時に予約をしてコンサルタントにお会いして相談したのです。
コンサルタントは私の職務経歴書を見て、私の仕事内容の話を聞いて、黙り込んでしまいました。
しかし、私は腰痛が治らない状態となってしまいましたし、ぜひデスクワークの仕事に就きたいと希望を伝えたのです。
するとコンサルタントが「総務なら、異業種の転職でも入り込めるかもしれない」とつぶやいたのです。
そして「あなたは、まだ20代だし、未経験で管理部門の仕事に就くなら総務しかないと思う。最初は雑用係として何でもやらされると思うけど、覚悟してくれる?」と聞かれましたので、私は「頑張ります。よろしくお願いします」と言いました。
そして3社、総務職の求人案件を紹介いただき、IT企業から内定をいただくことができたのでした。
現在はすでに総務職として勤務し始めて4年が経過し、庶務の仕事だけでなく、株主総会の事務局のような重要な仕事にも携わることができています。
デスクワークは基本的に自分の机で、パソコンを使って仕事をしますので、缶コーヒーを飲みながら仕事もできますから、書店員のころとは比較にならない肉体への負担感の無さを感じています。
まとめ
私の場合は結果的に、肉体的に負担感の大きな職種から、肉体的に負担感の軽い総務職へ転職を果たすことができました。
しかし、転職に成功できた要因としては、20代という若い年齢であったことが大きな要因であったと思います。
20代なら一般職の立場で採用してもらえますので、企業側も採用を判断しやすいのだと思います。
また、転職活動を行うにあたっては「楽をしたい」という言葉はいっさい使いませんでした。
仮に私の転職の動機が「楽をしたい」ということだったならば、パソナからは相手にしてもらえず転職先を紹介されなかったと思います。
やむをえない事情があったからこそ、転職できたのだと思います。
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